災害時の支援に医療従事者は欠かせない存在です。

東日本大震災でも多くの看護師が被災地で支援活動を続けています。
災害直後はもともと病気だった人だけでなく、災害によって怪我をした人が緊急で運ばれてきます。また災害の恐怖や家族を失ったショックから体調不良を訴える人もいます。

このような患者に対し、医師や看護師の数は圧倒的に不足します。

大きな災害ではライフラインも止まり、被災地の病院も機能が止まってしまいます。

災害時の看護師には限られた条件の中で、使える機材や薬によって、生命の危機に関わる患者を最優先に、最善の処置を手早く行う判断力や技術が求められます。

災害から少し日にちが経つと、疲労が溜まって体調不良を訴える人、避難生活の精神的なストレスから病気になる人などが増えます。持病を持つ人の中には投薬が切れてしまう人も出てきます。

看護師は看護ケアとともに、被災者の話に耳を傾け、不安な気持ちや恐怖体験に耳を傾けることも大切です。

少し落ち着いた時期には被災地の看護師と連携をとり、医療が必要な被災者の情報を集めたり、被災者の精神的なケアをしていくことも大切な役割です。

災害は世界中でいつ起こるか予測がつきません。大規模な災害では日本の看護師が海外に派遣されることもあります。

災害に派遣される看護師は支援団体に登録している看護師になります。支援団体では災害時の研修なども行っています。

災害直後の被災地では看護師の存在だけで被災者が安心するというほど、看護師は人々にとって大きな存在なのです。